私は、靴メーカーで生産担当として勤務していた経験から、生産工場と小売りの販売現場との間に距離があることに疑問を感じていました。

工場から最終消費者が見えないまま単に生産だけを委託するのではなく、消費者の声を直接聞き、生産工場へ届けることで、生産工場と販売現場の距離を近づけ、お互いに価値を高められるようなビジネスモデルを構築できれば、消費者に喜んでいただけると同時に新たなビジネスを創出できると考え、2002年に当社の前身である直通企画有限会社を設立いたしました。

そして、設立以来、「いつでも想像以上に満足のできる商品・サービスを提供します。」という理念を掲げ、シューズブランド「ORiental TRaffic」を展開してまいりました。

その中で、設立時の想いを形にすべく、徹底した現場主義により売場・お客様の声を迅速に商品化に繋げる仕組みを確立し、製造と販売を一体化することで、お客様からの支持を得ながら事業を拡大してきました。現場とのコミュニケーションを大切にし、常に意思疎通をはかることで柔軟な生産体制を構築し、お客様のニーズを的確にとらえスピーディーな商品展開が可能なことが当社の最大の強みだと考えています。

「ORiental TRaffic」の出店エリアは全国、そしてアジアへと拡大。2020年には高価格帯シューズブランド「卑弥呼」を子会社化し、2023 年にはアパレルブランド「MISCH MASCH」もダブルエーのラインナップに加わりました。また、オンラインストアでの売上も拡大し、オンライン売上比率も大幅に伸長しております。

現在のブランドの魅力をさらに高めていくとともに、新たなブランドの開拓に取り組み、販売チャネルや販売地域を拡大しながら、引き続きお客様に「想像以上に満足」していただける商品を提供し、上場企業としての責任を果たすべく、新しい価値を創造し続ける所存です。